みなさん、こんにちは!
コネクトシスターズのYukiです😊
11月のテーマは「自己肯定感(self-esteem)」
よく聞く用語ですが、このブログ記事で改めて考えていきましょう✍️

「自己肯定感(self-esteem)」ってなに?
この言葉を和訳する時によく使われるのは「自尊心」や「自己肯定感」という言葉。みなさんが聞き慣れているのは「自己肯定感」ではないでしょうか。
実際、インスタグラムで検索してみると、#自己肯定感のポストは120万もあるようです(2024年11月中旬調べ)。心理学の領域では、「セルフ・エスティーム」という言葉を、自身に対する評価(evaluationという単語が使われています)のポジティブさ、という意味で使われています。(1)(2)この「ポジティブさ」や「肯定の度合い」というニュアンスを活かすためにも、このブログ記事では「自己肯定感」という和訳を使っていきます。
私たちの「自己肯定感」には、どのようなものが反映されているのでしょうか。
アメリカ心理学協会(American Psychology Association: APA)によると、以下のものが反映していると説明しています。(3)
- 身体的(肉体的)自己イメージ
- 自分の業績や能力に対する見方
- 価値観とその価値観に従って生活する・生きる上で得た成功体験
- 他の人たちからどのように見られているか
そして、言うまでもなく、自己肯定感の高さはメンタルヘルスの重要な要素と考えられています。(3)

思春期と自己肯定感
コネクトシスターズのブログで何度も紹介している「思春期層のウェルビーイング(Adolescent Well-Being)」。先月のブログ記事で、その学術的な定義と5つの分野についてお話ししました。実は、今月のテーマである「自己肯定感」も、「主体性とレジリエンス」の分野の中に含まれている要素で、思春期に自己肯定感を育む機会を持っていることが、思春期のウェルビーイングにつながると言われています。(4)
自己肯定感に関する研究は長い期間、様々な分野でされています。(5)(6)その研究の中には、ひとの一生(ライフスパン)における自己肯定感の変化に関するものも多くあります。ある研究では、「自己肯定感」は幼少期から上がり続け、20代ごろピークを迎え、その後は徐々に下がっていく(90代ごろが低くなる)という結果がでています。(5) 一方、思春期〜20代前半の時期の「自己肯定感」のレベルに関しては、異なる結果(思春期の時期に「自己肯定感」が下がる)が報告されている研究もあります。(1)(5)
ライフスパンからみた「自己肯定感」に関する研究は日本人を対象としたものもあります。(1) この研究は日本の小学生〜60代を対象に実施され、その結果が以下の通り報告されています。(1)
- 小学生は「自己肯定感」のレベルが高い傾向にある。
- 中学生〜高校生の間が、「自己肯定感」のレベルが下がる。
- 成人して以降、徐々に「自己肯定感」のレベルが上がっていく。
このように、日本人の場合、一般的に、10代の子たちの「自己肯定感」は低いと言えます。この研究によれば、どの年代も男女による差はほぼなく、男女ともに、同じような傾向で「自己肯定感」のレベルが変化するとのことです。(1)
「自己肯定感」と関連する要素として、社会的関係(social relationship)があります。(6) 分かりやすいことですが、周りの人たちの良好な関係が「自己肯定感」に影響していきます。(6)特に、幼少期(小学校低学年くらいまで)の頃の親との良好な関係は、その時期の「自己肯定感」を高め、それが思春期の時期において、より良好な友だちとの関係につながる可能性があると報告されています。(6)

終わりに
今月のブログ記事では、「自己肯定感 (self-esteem)」について、学術的な文献をもとに書いてみました。「self-esteem」という言葉が初めて紹介されたのは1890年。(5) それ以降、たくさんの研究がされていますが、まだまだ分からないことが多いんだな〜という印象を持ちました。また、この記事を書くにあたって読んだ論文には、意外な研究結果を紹介しているものもありました。例えば、ほとんどの10代の子たち(88%)の「自己肯定感」は、あまりSNSに影響を受けていないという報告がされています。(2) ただ、ライフスパンで見た自己肯定感の研究のように、違う結果が報告される可能性もあります。
「自己肯定感(self-esteem)」について考えることができただけでなく、一つの情報源に頼らず、様々な角度から物事を見つめる大切さを再確認しました。

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References
- Ogihara Y. The pattern of age differences in self-esteem is similar between males and females in Japan: Gender differences in developmental trajectories of self-esteem from childhood to old age. Elmer S, editor. Cogent Psychology. 2020 May 11;7(1).
- Valkenburg P, Beyens I, Pouwels JL, van Driel II, Keijsers L. Social Media Use and Adolescents’ Self-Esteem: Heading for a Person-Specific Media Effects Paradigm. Journal of Communication [Internet]. 2021 Feb 10;71(1):56–78. Available from: https://academic.oup.com/joc/article/71/1/56/6124731
- American Psychological Association. APA Dictionary of Psychology [Internet]. Apa.org. 2023. Available from: https://dictionary.apa.org/self-esteem
- Ross D. Adolescent well-being: A definition and conceptual framework. Journal of Adolescent Health [Internet]. 2020 Aug 13;67(4). Available from: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1054139X20303967
- Reitz AK. Self‐esteem development and life events: A review and integrative process framework. Social and Personality Psychology Compass. 2022 Nov;16(11).
- Harris MA, Orth U. The link between self-esteem and social relationships: A meta-analysis of longitudinal studies. Journal of Personality and Social Psychology. 2019 Sep 26;119(6):1459–77.
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